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大久保理恵、自己記録を7分短縮して9位

大久保(セカンドウィンド、28歳)が笑顔で川越学監督、平田マネジャーの待つゴールに飛び込んできた。これまでの自己ベスト2時間35分24秒を大きく上回る2時間28分49。自己記録を7分短縮しての9位。大久保のキャリアは珍しい。高卒後、2002―06年小出監督の指導を受け、その後谷川真理の事務所でバイトしながら走っていたが、記録が思うように伸びなかった。2年前、名古屋マラソンで川越監督と偶然に高校卒業以来の再会。セカンドウィンドに加入して、再び本格的にマラソンを走るようになったと言う。川越監督は「高校の時からいいものを持っていたランナー」と目を掛けていたが縁がなく、やっと1年半前から手元に置いてコーチを始めた。まだまだこれからの選手とか。大久保はレース後、「アルバカーキーで2ヶ月間の高地練習を消化してきた。監督には28分台は行けると言われていたのですが、わたしは少なくとも30分を切るのが目的でした。これで少しは欲が出てきました」と笑っていた。

ロンドン五輪挑戦への問い掛けに「とんでもない。まだまだです。青梅で優勝を狙います」 と返事がきた。

 
(2011年月刊陸上競技11月号掲載)
(望月次朗)

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